概要

1.目的

川崎病に罹患した小児の冠動脈瘤内径のZスコアと予後との相関を調べ、適切な冠動脈瘤病変(CAL)の管理法を明らかにすること。

2.研究デザイン

後方視的コホート研究

3.対象

0歳〜18歳時に川崎病(不全型を含む)を発症し、 CALの検査を目的とし1992年1月〜2011年12月研究参加施設で初回心臓カテーテル検査・冠動脈造影(CAG)を行った患者。CAGを行わずに、造影CTやMRIで冠動脈を評価した症例も対象に加える。

以下のいずれかを満たす者は対象から除外する。
1) 急性期の心エコーのデータが不十分でCALの径が全くわからない。
2) 初回CAG、 造影CT、 MRIのいずれかによるCALの評価を他院で行なった。
3) CALや生命予後に影響を与える基礎疾患がある。

4.エンドポイント

冠動脈瘤内径のZスコアと血栓形成・狭窄・閉塞との相関。

5.登録数と研究期間の予定

予定登録数:1,000例
登録期間:2012年6月〜2013年12月

6.研究組織

研究代表者
三浦 大 東京都立小児総合医療センター循環器科・臨床試験科 部長

研究分担者
加藤 太一 名古屋大学小児科 講師
賀藤  均 国立成育医療センター第一専門診療部 循環器科医長
金子 徹治 東京都立小児総合医療センター臨床試験科
小林  徹 群馬大学大学院小児科学分野 助教
佐地  勉 東邦大学医療センター大森病院 小児科 教授
須田 憲治 久留米大学医学部小児科 准教授
野村 裕一 鹿児島大学小児発達病態分野 准教授
濱岡 建城 京都府立医科大学大学院小児循環器・腎臓学 教授
廣野 恵一 富山大学医学部小児科 助教
深澤 隆治 日本医科大学小児科 准教授
布施 茂登 NTT東日本札幌病院小児科 医長
山岸 敬幸 慶應義塾大学医学部小児科 専任講師
脇  研自 倉敷中央病院小児科 部長

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厚生労働科学研究費補助金 臨床研究・予防・治療技術開発研究事業(H20-臨床研究-一般-008)
「重症川崎病患者に対する免疫グロブリン・ステロイド初期併用投与の効果を検討する前方視的無作為化比較試験」班
厚生労働省科学研究費補助金 難治疾患克服研究事業(H21-難治-一般-039)
「難治性川崎病の治療ガイドライン作成研究」班